生活小ネタ

「主電源オフ」や「コンセントを抜く」は節約になるの?

節電

電気代節約のために家電製品の電源を切るのは基本ですよね。人のいない部屋の照明は切るとか、「ながら」でテレビをつけておかないとか。

今回のテーマは単に電源を切るのではなく、日常的に「主電源のオフ」や「コンセントを抜く」ことによる節約(節電)効果はあるのかというものです。くり返しになりますが、ここでいう主電源のオフというのは日常的に行うことを指しています。例えばオフシーズンになったらエアコンの主電源をオフにする、コンセントを抜く、というのとは意味あいが違いますのでご注意ください。

さて、先に結論を言うと、日常的な主電源のオフはほとんど節約にならないし、ひどいことになるからやめておきましょう

主電源オフに期待すること

主電源をオフにしたりコンセントを抜くことによって期待することは「待機電力」(電源オフ時にもかかる電力)がゼロになる = 節電・節約になる、ということだと思います。

単なる電源オフ(例えばオーディオ機器やテレビをリモコンでオフにすること)よりも、主電源をオフにしたり、コンセントを抜く方が節電効果が高いのではないか、と期待しているわけです。確かに待機電力はゼロになります。これは正しいです。しかし、これが本当に節約になるかというと、極端な場合を除いてそうではありません。

ここからは話を分かりやすくするためにテレビを例にして進めます。実際、主電源オフ、コンセントから抜く、というのは特にテレビに関して言われることが多いようです。

極端な場合以外は主電源は切らない

ここでいう「極端な場合」とはどういう状況でしょうか。それは24時間・365日その家電製品を全く使わないような状況を指します。テレビはここ20年ほどでブラウン管から液晶型やプラズマ型、有機EL型などに移行し、待機電力をほとんど必要としません。製品によって多少のバラツキはあるのですが、一年間ずっと待機していても電気代は6円〜20円ほどです。つまり・・・極端な場合であっても節約効果は極めて低いということです。

また、待機している状態から電源をオンにする場合と、主電源オフもしくはコンセントを抜いている状態から電源をオンにする場合とでは、前者(待機している状態から)の方が消費電力が低いんです。1日に複数回電源をオンオフするような人は主電源は切らない方が節約になります

そして、主電源を切ることには大きなデメリットがあります。

節約のためにストレスをためる?

最近のテレビのほとんどは、テレビ視聴時や電源オフ時に放送経由で番組表やソフトウェア更新情報、メンテナンス情報を取得しています。そのため、主電源をオフにしていると、テレビをつけて番組表を見ようと思ってもすぐには表示されません。場合によっては数分以上待つ必要があります。ソフトウェアの更新等が正常に行われず、テレビを視聴できないというトラブルが発生することもあるようです。ストレスたまりますよね?

もう一つデメリットがあります。テレビによっては予約録画ができなくなってしまうんです。通常の電源オフであれば番組表データの取得も予約録画の実行も問題ありません。しかし、主電源オフだとどちらも実行してくれないものがあります。これもストレスたまりますよね?

節約のためにストレスをためるなんて個人的にはダメだと思います。そもそも主電源を切りにいったり、いちいちコンセントを抜くなんて面倒です(少なくとも私は)。それに、上で述べたように主電源オフによる節約効果はほとんどありません。それだったら、少なくともテレビに関しては主電源を切る必要はないと思います。

それよりも、テレビに付いている「節電(省エネ)モード」を活用したり、画面の明るさを少し落とすといったことの方が節約につながります。

主電源を切るべき家電製品は意外と少ない

では、テレビ以外の家電製品ではどうでしょうか。全ての製品に当てはまるわけではないので参考程度にみてください。

エアコン。オフシーズンになったら主電源オフ、もしくはコンセントから抜きましょう。

炊飯器。炊飯に予約機能を使う場合は時計がズレてしまうと困ります。単なる電源オフがおすすめです。それよりも保温時間を削った方がいいです。炊飯 or 食事が終わったら保温をやめて余ったご飯等はさっさと保存してしまいましょう。

電気ポット・電気ケトル。1日に2回以上使うのであれば、そのつど沸騰させるより、多めに沸騰させてそれを保温する方が節電できるようです。

コンピューター。デスクトップ型・ラップトップ型ともに、主電源オフというよりも使い終わったら正しくシャットダウン(システムを終了)してください。これはシステム上もセキュリティ上も重要です。シャットダウン後はコンセントを抜いてもいいですが、デスクトップ型の中にはコンセントを抜くことを推奨していないものもあるので要注意です。

いずれにしても製品の取扱説明書を一度はチェックしましょう。また、最近の家電製品には節電モードが付いているものが多くありますので積極的に利用しましょう!